前回に引き続き今回も道端で声をかけてきたバイクガイドのSonさんとの物語。
"怪しいバイクガイドに朝から夕方までついてってみた"後編です。
前編では
タンディン教会
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福海寺
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Phở Hòa Pasteurで食事をしたところで終わっていました。
今回はPhở Hòa Pasteurでフォーを食べ終え、観光を再開する所からスタートです。
まず最初に向かったのはベトナム戦争証跡博物館。
まず、こちらでチケットを購入します。
チケットは2018年1月1日から現在(2024年1月)まで大人1名40,000VDNとなります。
敷地内には戦闘機などの展示がありますが時間があまりないため今回はスルー。
博物館は3階建て。
入ってすぐ日本語のパンフレットが売っていたので購入。
20,000VDNです。
ざっとまわっての感想。。。
正直、普段はこういう博物館などにあまり興味をもたないのですが、
そんな私でも今回の博物館に行ったことにより色々な感情がわいてきました。
特に枯葉剤の影響です。
枯葉剤により奇形児が生まれその子ども達はそんなことわからずにっこり笑っていて。
そのような写真を見ると胸が痛くなります。
写真の展示が多いので視覚的に見学ができるので時間が無い方でもさっと回るだけでも行く価値ありです。次回はもう少ししっかり見学したいと思います。
・戦争証跡博物館
営業時間7:30~17:30 (入場料40,000VDN/1名)
1時間弱滞在し、外で待っているSonさんと合流。
次は5区にある中華街(チョロン)へ。
珈琲豆を買うか?と尋ねられましたがきっと高い料金を請求されるんだろうなと思い、最近ハノイに行ったときに珈琲豆をたくさん買ってまだ自宅にいっぱいあると伝え
珈琲豆屋さんをスルーしましたw
向かっている途中、ガラス瓶に入ったスパイスなどが売っているお店がたくさんあり個人的にヒット!
またここにきて知らないスパイスとかを探そうと思いましたが結局今回もホーチミン滞在では行くことが出来ず。
そして到着したのは
”天后宮(ティエンハウ廟)/Chùa Bà Thiên Hậu”
創設されたのは1760年とかなり歴史のある寺院です。
ちなみにベトナムで最古の中国寺院とのこと。
入り口は解放されており、お金はかからず入ることができます。
ちなみに商売の神である関帝が祭られており、Sonさん曰くここは商売運もあがるとか。また、ティエンハウとは中国の女神。航海の安全を守ってくれるとのこと。安産の神も祭られており、みなさんにご利益がありそうですね。
早速メインの入り口右にある↑の写真で赤い服の人が撮影しいてるところを見てみると
めちゃくちゃ細かな人形がたくさん。
人形という表現は正しいのか?!w
そして綺麗な赤が目につく。
寺院内はこのように蝋燭があったり幻想的。
線香も至る所にあり香りがすごいです。
寺院の中心部には天窓があります。
渦巻き線香がたくさんあり何ともノスタルジックな寺院内。
天后宮(ティエンハウ廟)/Chùa Bà Thiên Hậu
寺院から出てSonさんと合流し
ビンタイ市場/Chợ Bình Tâyへ。
恐らくホーチミンで市場と言えばベンタイン市場(Chợ Bến Thành)を思い浮かべるかも知れませんが、Sonさん曰くベンタイン市場は商品の値段設定が高いようで、買い物するならこのビンタイ市場が一番いいとのこと。
こちらは市場のマップ。
特に買う物もないので、たまたま目に付いた乾燥した海老を購入。
早速Sonさんと合流すると続いてはドライブ?!
今までとは比べ物にならないぐらいの距離を入っているような。
個人的にもうホテルに戻って眠りたいw
するとまさかの郊外の謎の遊園地へ。
良くわからずチケットを購入する。
Sonさんは3時間ぐらいのんびりしていいよとのこと中には入らず外にあるコンビニで時間をつぶすようだ。
正直全然興味なくチケットを買ったものの使う気もない。
ひとまず敷地内に入る。
そしてベンチに座りふと我に返りあることが頭をよぎる。
てかそもそもこのツアーいくらなんだ?!
Sonさんとお金の話は一度もしていない。
これは完全にやらかしてしまった気がする。
とにかくネットでこのような事例がないか調べてみる。
すると日本語で話しかけてきて日本語のノートを見せ法外な値段を請求されるとのこと。まさに日本語で話をかけ、ノートを見せられ、まだ金額が分かってないもののこれは確実にやばいぞw
確かにこんな郊外の謎の遊園地に連れてこられたし
3時間ぐらい見て回っていいよって
それって時間あたりに料金が発生するってことやない?!
となるとやばい。一刻も早くここからでて戻らなければ。
そして入って間もなく外に出る。
ぶっちゃけこの辺りはタクシーも無いし逃げようが無い。
残念ながらSonさんに送ってもらおう。
どこかに行ってると思ったが意外とコンビニの中にいてもう用は済んだと伝える。
まだ20分ぐらいしか経ってないのでものすごくびっくりした顔でこちらを見る。
まぁ怪しまれないようにそろそろ雨が降りそうなのでホテルの方に戻りたいというのと携帯の充電ももうすぐなくなってしまうので少し充電をしたいと伝える。
Sonさんはそれなら急いで戻ろうと応じてくれた。
戻っている途中、非常に聞きづらいけど勇気をもって聞いてみる。
「Sonさん今回ツアーいくらやったっけ?」
するとSonさんは130万VDNとのこと。日本円で約8000円。
まぁホーチミンの平均月収は900万VDNぐらいとのことなのでかなり高額ですがこれより増えないとのこと。400万VDNとか請求されると思ったのでひとまず安心。
そして言ったことが本当となり途中雨が降ってきた。
値段を聞いてから安心したのかSonさんにどんな内容でも質問出来る気がしてきた。
このバイクツアーの仕事は長いのか?とか大きな組織が裏にいるのかとか。その質問に関しては笑ってましたw
ホテルの近くでおろしてもらい部屋に戻る。
ふと思ったけどまだ会計済ませてないしSonさんもこんなに僕のことを信用していいのだろうか?中には払わずに消える人もいそうな気が(笑)
ただそんなことしたら残りのホーチミンでの旅行期間、常にバイクタクシーから探されてないかおびえながら過ごすことになる。流石にそれは嫌だな(笑)
Sonさんのもとに戻り夜ご飯のお店へ。
Quán Ốc 662というお店に到着。
席からの眺めはこのような感じです。
ひとまず喉がカラカラなのでサイゴンビールをオーダー。
今まで東南アジアで氷は避けてきましたが何となく体の心配より現地感を味わいたかったので氷をイン。
体にしみわたる。。。
さて続いて食べ物です。
メニューはこの様な表記で、見方は
上の方にsò huyết(ハイガイ)材料名が書かれており
その下に調理方法などが記載されているようです。
タニシのようなものがあり、この際注文しようと思いましたが、Sonさんが美味しくないからやめた方がいいとっていたので辞めましたw
オススメを聞いて今回はサルボウガイ(小さな赤貝みたいなの)、アサリ、ゾウゲバイ(斑紋のある巻貝)をオーダー。
こちらがサルボウガイ(Sò lông)。
ナッツがたくさん入っており香ばしく、ヌクマムの独特な味付けで貝も旨味が強く止まらなく食べ続けてしまう。そして貝を食べた後は添えられているRau Rămというハーブをかじってお口直し。
こちらはアサリのスープ。
たっぷりのレモングラスとチリと共に蒸した食べ物。
これをヌクマムとスイートチリソースに少し酸味を加えたタレにアサリを浸して食べる。蒸した貝をタレに浸して食べるのは初めてなので面白い。
スープ自体はレモングラスの香りが効いて、ピリッと辛さが効いて貝の味わいが強く滋味深い。
そしてỐc hương。
ニンニクと共に炒められており、ニンニクが効いているので貝のクセはあまり感じられずコリっとした食感でこの貝もクセになる。
これもタレにつけたりして食べてね!とSonさん。
食べ終え、400,000VDNほどのお会計。
そしてSonさんにもガイド料金をお支払い。
食事の時にわからないことを説明してくれるし、結果的にSonさんがいてくれて充実した気がした。もしまたSonさんにガイドをお願いするなら一緒に飲食店に同行してもらってこのようにローカルなお店に連れて行ってもらってわからないことを質問しまりたいw
最後にSonさんw
この後ホテルまで送ってもらい疲れがどっと出てきて爆睡。
これにて"怪しいバイクガイドに朝から夕方までついていってみた"完結です(笑)
次回のブログでお会いしましょう!